冬に増えるトラブルについてご紹介していきたいと思います。
『今日は寒くなる事で増える泌尿器疾患についてお話しするニャ!!』
寒くなると犬も猫も動きが鈍くなり、水を飲みに行く事が億劫になったり、喉が乾きにくくなる為に飲水量が減ってしまいます。
結果、尿が濃縮され、その濃縮尿が膀胱内に長時間溜まると結石、結晶尿、感染の要因になります。
これらの予防、再発をさせないコツは?!
⑴トイレ環境の改善
・排尿を我慢させないよう、散歩やトイレ環境を見直す。
・トイレの数、場所、形状(屋根の有無)、猫砂の種類などを見直す。
※猫多頭飼いの場合、トイレの数は飼育頭数プラス1個が必要とされています。
・こまめなトイレ掃除(猫砂の全交換と洗浄)
・猫砂の量は最低10センチ以上(掘るのが好きな子はもっと必要なこともあります)
⑵飲水の工夫
・水飲み場を増やす。
・新鮮な水の用意。
・適温の水の用意。
・トイレと水飲み場を離しておく。
・噐の素材や大きさ形状の見直し。(金属・陶器→プラスチック・木製・ゴム等)
・循環式給水器の利用。
⑶食事療法
・泌尿器疾患用の療法食を与える。
・ドライフードをふやかして(水に浸して)与える。
・ウェットフード中心の食事にする。
⑷脱水対策
・コタツに入らないようにする。
・エアコンやストーブの風が直接当たらないようにする。
・加湿器をつける。
◎以下のような症状が見られたら注意!病院で診てもらいましょう。
↓
頻尿・血尿・トイレに行くのにおしっこが出ていない又は少量・尿滴下・排尿時に異常な声をあげる・陰茎周辺をしきりに舐める 等‥‥
※尿道閉塞が起きると重篤となり一刻を争う対応が必要です。
早期発見、治療ができるよう普段から様子をしっかりと見てあげることが大切です。
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